事業判断|不確実な状況で選択する

新規事業への投資やサービスの方向転換では、過去のデータだけでは判断できない条件があります。需要がまだ見えない、市場のルールが変わる、社内の実行能力も十分でない。こうした場合、売上予測を一つ作って精密な数字を並べても、不確実性そのものは消えません。

判断を分割する

まず撤回しやすい小さな決定と、長期間の費用を伴う決定を区別します。すぐに全額を投入するのではなく、少額の試験を行い、顧客反応や実行条件を確かめてから次の判断を行える場合があります。

基準をつくり、シナリオで揺さぶる

費用、利益、時間、学習効果、将来の柔軟性などを評価します。次に需要が伸びた場合、伸びない場合、規制が変わる場合などを考え、結論がどこまで安定するかを調べます。

何をやめるかも決める

撤退条件がないと、最初の決定を正当化するために投資を続ける危険があります。評価日、観測する指標、方針変更の条件を事前に書くことで、後から学習できる意思決定になります。