第12章 ConceptMap-Text — 探索と保存
12.1 ステップ7:探索(Exploration)
構築されたモデルを多角的に分析する画面です。複数のタブで異なる視点から探索できます。
3Dネットワークグラフタブ
概念構造モデルの主要な可視化です。
表示要素:
- ノード(球体): GNG が配置した概念の代表点。球のサイズはデータの割り当て量に比例
- エッジ(線): MST(最小全域木)による接続。近い概念同士がつながっている
- 色: クラスターごとに色分け(色分けモードを変更可能)
操作:
- 回転: マウス左ボタンでドラッグ
- ズーム: マウスホイール(スクロール)
- パン(移動): マウス右ボタンでドラッグ
- ノード選択: ノードをクリックすると、そのノードの詳細パネルが表示されます
表示の制御:
| コントロール | 説明 |
|---|---|
| X軸ドロップダウン | 3D空間のX軸に使用する次元を選択 |
| Y軸ドロップダウン | 3D空間のY軸に使用する次元を選択 |
| Z軸ドロップダウン | 3D空間のZ軸に使用する次元を選択 |
| 色分けモード | Cluster / Frequency / QE / 各次元値 |
色分けモードの詳細:
- Cluster: クラスターごとに異なる色
- Frequency: データの割り当て量で色の濃淡。多いノードほど濃い色
- QE(量子化誤差): モデルの再現精度。高い値のノードはデータの代表性が低い
- 各次元値: 選択した次元の値で色のグラデーション
カラースケール:
- 色分けモードがFrequency / QE / 次元値の場合、グラデーションバーが表示されます
- バーの左右のハンドルをドラッグして、表示するノードの値範囲をフィルタリングできます
- 範囲外のノードは半透明で表示されます
スナップショット機能:
- 「カメラビューをキャプチャ」ボタン: 現在の視点(回転角度・ズーム・位置)を記録します
- 記録した視点は一覧に表示され、クリックで復元できます
- プレゼンテーションや報告書作成時に便利です
類似度ソート:
- ノードを選択した状態で「類似度でソート」ボタンをクリック
- 選択したノードに近いノードが、距離の近い順にリストされます
- 関連する概念を発見するのに便利です
クラスタータブ
クラスターの統計的な分析画面です。
表示内容:
- クラスターの一覧(名前、色、ノード数、データ数)
- クラスターをクリックすると詳細が展開されます
クラスター詳細:
- 特徴プロファイル(棒グラフ): 各次元の値が全体平均と比べてどう異なるかを表示。正の値は全体平均より高い、負の値は低いことを示します
- ノード一覧: クラスターに属するノードのリスト
- ノード選択フィルタ: 特定のノードを選択すると、そのノードに割り当てられたデータだけが表示されます
特徴プロファイルの読み方:
例:「技術革新」クラスターの特徴プロファイルが「抽象的↔具体的」次元で +0.8 を示す場合、このクラスターのノードは全体平均より0.8ポイント「具体的」側に偏っていることを意味します。
データテーブルタブ
全データを一覧表形式で確認できます。
機能:
- 検索: テキスト入力でキーワード絞り込み
- ソート: 列ヘッダーをクリックでソート
- ページネーション: 大量データは複数ページに分割表示
- ノード連動: 3Dグラフでノードを選択すると、該当するデータ行がハイライトされます
AIチャットタブ
構築したモデルのデータに基づいてAIに質問できます。
操作:
- テキスト入力欄にモデルに関する質問を入力
- 送信するとAIがモデル内のデータを検索して回答
AIが使用するツール:
search_nodes(query): キーワードでノードを検索get_node_detail(node_id): ノードの詳細データを取得get_cluster_details(cluster_id): クラスターの概要を取得get_table_data(filter): 元データテーブルを検索
質問の例:
- 「このモデルの主要なテーマは何ですか?」
- 「クラスター3の特徴を詳しく教えてください」
- 「『ユーザー体験』に関連するノードはどれですか?」
- 「クラスター1とクラスター4の違いを分析してください」
12.2 保存と読み込み
画面下部の「保存/読込」ボタンからモデルの状態を管理できます。
保存タブ
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| プロジェクト名 | ドロップダウンから選択、または新規入力 |
| セーブ名 | 自由入力(例:「v1_初回分析」「v2_次元調整後」) |
| 保存タイプ | Checkpoint / Complete / Shared(下記参照) |
保存タイプの違い:
- Checkpoint: 途中経過の保存。後で続きから再開できます
- Complete: 完了した分析の保存。最終結果として保管
- Shared: 他のユーザーと共有可能な形式で保存
操作: 各項目を入力して「保存」ボタンをクリック
読み込みタブ
- 以前のセーブ一覧が表示されます(保存日時、プロジェクト名、セーブ名、タイプ)
- 「読込」ボタンで該当セーブの状態を復元
- 「削除」ボタンでセーブを削除
- 「ファイルから読込」ボタンで、エクスポートしたファイルからの復元
リハイドレーション: 保存されたモデルを読み込む際、エンジンセッションの再構築(リハイドレーション)が自動的に行われます。これには数秒〜数十秒かかる場合があります。
エクスポートタブ
| エクスポート形式 | 内容 |
|---|---|
| クラスタリングCSV | 各データのクラスター割り当て結果 |
| 全データCSV | ノード割り当て、クラスター、次元値を含む全データ |
| 次元CSV | 次元ラベルと統計情報 |
操作: エクスポート形式を選択して「エクスポート」ボタンをクリック
12.3 トラブルシューティング
| 問題 | 原因と対処法 |
|---|---|
| 3Dグラフが表示されない | WebGLに対応したブラウザ(Chrome, Firefox, Edge の最新版)をお使いください。ハードウェアアクセラレーションが有効か確認してください |
| 3Dグラフの操作が遅い | ノード数が多い場合、グラフの描画負荷が高くなります。ブラウザの他のタブを閉じるか、ノード数を減らして再構築してください |
| 保存した状態が読み込めない | エンジンセッションの再構築(リハイドレーション)が自動的に行われます。少し時間がかかる場合があります。エラーが出る場合は、データ入力から再開してください |
| AIチャットの回答が不正確 | AIはモデル内のデータのみを参照します。質問をより具体的にするか、別の角度から質問してみてください |
| エクスポートしたCSVが開けない | ファイルサイズが大きい場合、Excelのセル数制限に引っかかる可能性があります。Google Sheetsやプログラミング言語(Python pandas等)での処理を推奨します |