第13章 コンシェルジュビルダー

第13章 コンシェルジュビルダー — ThinkNavi 操作マニュアル

第13章 コンシェルジュビルダー

自社のウェブサイトやドキュメントからAIチャットウィジェットを自動生成し、外部サイトに埋め込める機能です。サイドバーの「コンシェルジュ」をクリックしてアクセスします。

13.1 コンシェルジュとは

コンシェルジュは、ドキュメントの内容を学習したAIチャットボットです。訪問者が質問すると、ドキュメントの内容に基づいて回答します。

活用例:

  • 自社のヘルプページやFAQの自動応答
  • 製品マニュアルのインタラクティブなガイド
  • 社内ナレッジベースの検索支援
  • 新人研修マテリアルのQ&A対応

13.2 コンシェルジュ一覧画面

最初に表示される画面です。

表示内容:

  • 「新規作成」ボタン
  • 作成済みコンシェルジュのカード一覧

カードの表示情報:

要素説明
コンシェルジュ名設定した名前
ステータスバッジdraft(下書き)/ processing(処理中)/ ready(準備完了)/ active(公開中)
ソースタイプURL / File
作成日時作成された日時
削除ボタンゴミ箱アイコン

操作:

  • 「新規作成」ボタンで新しいコンシェルジュの作成ウィザードを開始
  • 既存のカードをクリックして編集画面に入る
  • ゴミ箱アイコンで削除(確認ダイアログあり)

13.3 ステップ1:ソース選択

コンシェルジュが学習するデータのソースを指定します。

コンシェルジュ名の入力

テキスト入力欄にコンシェルジュの名前を入力します。

例:「ヘルプデスクAI」「製品ガイド」「社内ナレッジ」

ソースタイプの選択

2つのボタンから選択します:

「ウェブサイト」ボタン — URLからコンテンツを収集

  1. 起点URLを入力(例:https://example.com/docs/
  2. 最大ページ数を設定(1〜500、デフォルト100)
  3. 「収集開始」ボタンをクリック

クロールの仕組み:

  • 起点URLのページを取得
  • そのページ内のリンクから、同一ドメイン・同一パス配下のURLを収集
  • 各ページの本文テキストをReadabilityで抽出
  • 指定した最大ページ数に達するまで再帰的にクロール

クロール結果の表示:

  • 収集されたページの一覧(タイトル、パス、テキスト量)
  • 不要なページはゴミ箱アイコンで除外可能

注意事項:

  • robots.txt でブロックされているページは収集できません
  • JavaScript で動的に生成されるコンテンツは取得できない場合があります
  • ログインが必要なページは収集できません

「ファイル」ボタン — ファイルアップロード

  1. 「ファイルを選択」ボタンでファイルを選択(複数選択可)
  2. アップロードが完了するとファイル一覧が表示されます

対応ファイル形式:

形式拡張子最大サイズ処理方法
PDF.pdf20MBテキスト抽出(画像ベースPDFは不可)
Word.docx20MBmammoth.js でテキスト抽出
Markdown.md20MBテキストとして直接読み込み
テキスト.txt20MBテキストとして直接読み込み

処理の開始

コンテンツの収集/アップロードが完了したら「処理を開始」ボタンをクリック。

同一コンシェルジュへの重複処理防止: 既に処理中のコンシェルジュに対して「処理を開始」をクリックした場合、「既に処理中です」(HTTP 409)エラーが表示されます。

13.4 ステップ2:処理

自動パイプラインが実行されます。ユーザーの操作は不要で、全て自動的に進行します。

処理ステップの詳細

ステップ説明所要時間の目安
1. 概念を抽出中テキストをチャンクに分割し、AIが各チャンクから概念要素を抽出データ量に依存(1チャンク5〜10秒)
2. データをアップロード中抽出結果をConceptMinerエンジンに送信数秒
3. 埋め込みベクトルを生成中テキストのベクトル化(OpenAI text-embedding-3-small)10〜30秒
4. 次元削減中UMAPで6次元に圧縮5〜15秒
5. モデルを構築中GNGネットワーク学習10〜30秒
6. クラスタリング中Wardクラスタリングでテーマ別グループ化5〜10秒
7. 保存中モデルデータの永続化数秒

進行状況の表示:

  • 各ステップの名前と進捗が表示されます
  • 概念抽出ステップでは「X/Y チャンク処理済み」のようにチャンク単位の進捗が表示されます
  • 3秒ごとに自動ポーリングで更新されます

処理の完了:

  • 全ステップが完了すると自動的に次のステップ(カスタマイズ)に進みます

処理の失敗:

  • エラーメッセージが表示されます
  • 「やり直す」ボタンでソース選択に戻れます

クレジット消費:

  • 概念抽出: 1チャンクあたり2クレジット
  • 埋め込み生成: 10クレジット
  • モデル構築: 20クレジット
  • 合計: 30 + チャンク数×2 クレジット

13.5 ステップ3:カスタマイズ

ウィジェットの見た目と動作をカスタマイズします。

挨拶メッセージ

ウィジェットが開かれたときに最初に表示されるメッセージを設定します。

操作: テキスト入力欄にメッセージを入力

:

  • 「こんにちは!ご質問をどうぞ。」
  • 「弊社の製品について何でもお聞きください。」
  • 「ヘルプが必要ですか?お気軽にご質問ください。」

テーマカラー

ウィジェットのアクセントカラーを設定します。

操作: カラーピッカーで選択、またはHEXコード(例:#2563eb)を入力

ウィジェットのヘッダー、送信ボタン、リンクなどにこの色が適用されます。

自発的メッセージ

訪問者が質問する前に、ウィジェットが自動的に表示するメッセージを設定できます。最新情報やお知らせの配信に便利です。

操作:

  1. テキスト入力欄にメッセージを入力
  2. 「+」ボタンで追加
  3. メッセージはリストに表示されます
  4. 不要なメッセージはゴミ箱アイコンで削除

:

  • 「新製品XYZを発売しました!」
  • 「3月限定キャンペーン実施中です。」
  • 「営業時間は平日9:00〜18:00です。」

プレビュー

画面下部にウィジェットの見た目のプレビューが表示されます。設定した色、挨拶、自発的メッセージがリアルタイムで反映されます。

カスタマイズが完了したら「保存して公開設定へ」ボタンをクリック。

13.6 ステップ4:公開

埋め込みコードの取得

以下のようなHTMLコードが表示されます:

<script
  src="https://your-domain/api/concierge/widget.js"
  data-api-key="xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx"
  data-color="#2563eb"
  async
></script>

操作: 「コピー」ボタンでコードをクリップボードにコピー

自社サイトへの設置方法

  1. 自社サイトのHTMLを開きます
  2. タグの直前に、コピーした