発想の第一歩は、答えをひねり出すことではなく、まだ検討していない方向を増やすことです。現状の機能を別の用途へ転用する、前提条件を一つ取り除く、異分野の仕組みを借りる、使用者の立場を変える、といった問いが発想の範囲を広げます。
増やす段階と選ぶ段階を分ける
早すぎる評価は案を減らします。一方、際限なく案を出すだけでは実行につながりません。最初はブレインストーミングやSCAMPERで候補を広げ、次に必要な条件を定めて比較すると、二つの仕事を混同せずに済みます。
遠い類推をどう扱うか
異分野の事例は、新鮮であるという理由だけでは価値を持ちません。対象の構造、制約、作用する関係が移せるかを検討します。たとえば「自然界に似た仕組みがある」という指摘だけでは、工学的な成立可能性は示されません。
小さな課題
手元の製品・サービスを一つ選び、「利用者を変える」「環境を変える」「機能を分割する」の三方向で案を二つずつ出してください。その後で実現性と価値の基準を決めます。
関連ページ
– [判断する|選択肢と不確実性を扱う]